プリンシプル

文章に真正面から携わるおシゴト人間の逃げ場

【つれづれ】アナタは得意じゃないけれど。

さとうさんは好き、嫌いがはっきりしています。

無理なものは無理と全身からにじみ出てしまうようで

それが身を助けることもあるし、損をしていることもあります。

でも、たとえ無理だとしても、そのものの良さまでは否定できません。

最近、ものすごくうなずいたネタの話。

GOETHE」に載ってた松浦社長のブログから2つばかり。

 

■私も「足を使う主義でした」


今の新入社員に朝まで音楽について語れるやつはいないんじゃないかと思う。

(中略)

でも、そうやっている陰で、ずっと仕事の事を考える。何時まで飲んでも朝早く会社に行く。エイベックスの曲をかけてくれないラジオ局に毎週足を運んで、エイベックスの音楽はこうだからと説明して回る地道な努力だってしていた。

 

 

もうアラサーなのに、実はまだ憧れを持っているのが

音楽業界と、アニメ業界 あとマンガの編集 笑

理由?好きだから。

(宅建とか、税理士資格とか、まだ間に合うなら挑戦したいなとも思ってるけども)

というのは置いておいて。

 

この言葉に新卒だったころを思い出したのです。

理由もないのに毎日怒鳴られていた

当時のことを考えると死にたくなるくらい辛かったのですが

記者出身のセンパイが言っていた「現場を見ろ、足で稼げ」

泥臭さはあるものの、年を重ねれば重ねるほど、身に染みるなあと思います。

 

とくに、WEBでの情報が混乱する昨今。

 情報をうのみにしたって、誰かの目線バイアスがかかっているものだから

実際に自分の体を使って、動いて、つかみ取らなきゃなと思うのです。

松浦社長は↑で書いたようなことは仰っておりませんが、

動いて成果を得るということをされていたのだな。

何もしないで手に入る情報なんてほんの一握りだし

それが正しいとも限らない。自分の感覚だけを信じろ。

 

それにしてもなんだか悔しい。

私なら一晩中音楽について語れるよ!語りたいよ!

 

今は違う業界にいて

企画を見せていただく機会も少しばかりあるのだけれど、

自ら情報を得て咀嚼してる人のものと、

上滑り感のある人のものとの差が大きい

もちろん、人付き合いのうまさや、感度の高さ、

「天性のセンス」もともと持っているものの違いもあるけれど、

それを差し引いても、アツさというか。

仕事に関する情熱のあるなしはこんなにも違うのか、と思う。

 

前者はきっと、夜通し企画の話をし続けることが出来る人。

後者は、うーん、それは無理かもしれないなあ。

 

 

■振り幅の多い人が好きだ

会社が求めている人材は振り幅の大きな人。MBA経営学修士号)もっているのに、なぜかアニメについてものすごく詳しいとか。「なんでそんなこと知っているの?」という人がほしい。

(以下略)

 

この下りもとっても共感した。

失礼なことを書いてしまうと、「振り幅の大きな人」って寛容だし

たくさん知識を持ってる人って謙虚だ。話していると分かる。

そういう人といると、世界が広がるし

ちっぽけな世界で生きている私も受け入れてもらえるんじゃないかな、と思う。

 

引用はしていないのだけれど、

「コア」と「ポップ」の感覚を持ち合わせているプロデューサー気質の人が

個人的にはものすごく、ものすごーく好きだ。

 

ameblo.jp

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

導入をあの話にしたように、さとうさん、

a●●xは正直苦手だったんですが

(当たり前ですが)松浦社長がその通りだな、と思うことばかりを仰っていて

これからどんな作品を作るのかわくわくしてしまいました。

好き嫌いははっきりしたほうが人生生きやすいけれど

本当に心をつかむものに触れるために、

客観的な視点と自分の感性をさび付かせてはいけないな。